12月のオアシス

 寒空に「さくら」が話題になる国会、ネット社会ゆえの首をかしげたくなる事件、貧困格差による、やり場のない憤り、それでも年末はやってきました。

 そして、先日のNHKの映像は衝撃でした。癌という病とともに生き、映画監督にとって致命傷の足を失い、自ら「遺作」と称し映画を撮り続ける81歳の大林監督。その監督を追い続けるのが、視力を失いつつある映像カメラマン。

 どちらも、逃げられない運命の中で・・・大林監督がカメラマンに「今の君と僕だから、撮れるものがある。病気のお陰で、草も空も海も、すべてに命があり仲間だと気がついた。動けないこと、衰えることは、別の才能が宿るんだ。それは『想像力が豊かになる』ことだよ」と・・・。

 絶望から立ち上がる監督が教えてくれたこと、余命の宣告を受けながら「できることをコツコツ」と新たな作品に挑戦する大林監督から・・・、苦悩のカメラマンは「できる範囲は狭まる、でもできることを深めていけばいいのではないか?大林監督のように"こころの目"を見開くチャンスを得たのかもしれない、全身全霊で映画を作る監督の生き方から、強いメッセージをいただいた。」と。

 その他、大林監督の言葉から、「命や痛みに想いを寄せる想像力が大切。日本人の清貧の魂が再生のきっかけになる」【映画は過去を変えることはできないが、未来の戦争をなくしたい】大林監督、自ら遺作という映画は「海辺の映画館 キネマの玉手箱」2020年4月に全国の劇場で公開予定。

それでは

~12月のオアシス~

4日(水)午後1時『3B体操・学びカフェ』 

  有明福祉会館2F 入山講師

5日(木)午前11時「視覚リハビリ外来」 

  清水先生・山田先生、医療関係者

9日(月)午後1時 「3B体操 体力測定」  

  新潟医療福祉大 佐藤先生

14日(土)午前10時「グループセラピー」 

  テーマ 心に残ったこと

午後1時30分「グループ会議」

   活動の現状と振り返り

15日(日)午後1時『白杖・誘導・転倒予防講習会』

  総合福祉会館4F

  講義:「聴覚障害と歩行」山田先生

17日(火)午後1時「朗読カフェあすなろ」 

  テーマ『言葉と私』

18日(水)午後1時『3B体操・学びカフェ』 

  有明福祉会館2F 入山講師

19日(木)午前11時「視覚障害リハビリ外来」

  石川先生・山田先生他

21日(土)午前11時「オアシスクリスマス会」 

  有明福祉会館

24日(火)午後1時「朗読カフェあすなろ」 

  樋口幸子講師

25日(水)午前10時「調理教室」 

  有明福祉会館 岩原管理栄養士

  午前10時30分「パソコン・iPad勉強会」 

   新大工学部学生さん

26日(木)の午前で今年のオアシスは終了します。

来年は1月7日(火)から始ります


新潟県中途視覚障害者のリハビリテーションを推進する会・

NPO法人

障害者自立支援センターオアシス

〒950-2072

新潟市西区松美台3番20号

お問い合わせは

025-267-8833

(火・水・木・土 10時から15時) 

小島紀代子






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